北方シネマ

(*)上映回によって時間や場所が変更することもあります。毎回の案内をご確認ください
学内駐車場は使えません。お越しの際は公共交通機関をご利用下さい
北九州市小倉南区北方4-2-1
北九州市立大学 北方シネマ(竹川研究室)
【電話】080-6458-1184 (水曜を除く平日 11:00-17:00 応対)
【email】kitagata.cinema@gmail.com
【料金】前売予約1000円・当日1200円・シニア/障害者1000円・大学生/高校生500円(資料代)・中学生以下無料

2025年1月8日水曜日

北方シネマ77  「かづゑ的」

「かづゑ的」

2025/1/24(金)

開場:17:30 上映:18:00〜
上映後 熊谷監督によるアフタートーク 開催決定!

ご予約はこちら

公式HP:https://www.beingkazue.com/
予告編:https://www.youtube.com/watch?v=BieuL2YNh60



「三池 終わらない炭鉱の旅」「作兵衛さんと日本を掘る」など
探鉱を追い続けてきた熊谷博子監督による
瀬戸内海のハンセン病回復者 宮崎かづゑさんにカメラを向けたドキュメンタリー

瀬戸内海の長島にある国立ハンセン病療養所・長島愛生園。
かづゑさんは10歳で入所してから約80年、ずっとこの島で生きてきた。
病気の影響で手の指や足を切断し、視力もほとんど残っていないが、
周囲の手を借りながら買い物も料理も自分で行う。

患者同士のいじめに遭うなどつらかった子ども時代には、
家族の愛情とたくさんの愛読書が、彼女を絶望の淵から
救ってくれた。そして夫の孝行さんと出会ってからは、
海沿いの夫婦寮で自然とともに暮らしてきた。

いつも新しいことに挑戦しているかづゑさんは、76歳の時にパソコンを覚え、
84歳で初の著作「長い道」を出版。熊谷監督が2016年から8年間にわたって
長島愛生園に通い続け、かづゑさんの日常を映し出す。


監督:熊谷博子 ナレーション:斉藤とも子

2023/日本/119分/ドキュメンタリー/©️Office Kumagai 2023

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小倉南区北方4-2-1
北九州市立大学本館A-101
【問】080-6458-1184 (水曜を除く平日 11:00-17:00 応対)
【email】kitagata.cinema@gmail.com

❖映画観賞料金
予約1000円(当日1200円)/シニア・障害者1000円/高校・大学 500円/中学以下無料

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後援
北九州市
北九州市教育委員会
北九州市立大学ダイバーシティ推進会議



2024年10月18日金曜日

北方シネマ76  「大好き-50年におよぶ大好きの記憶-」



 

北方シネマ76

  「大好き-50年におよぶ大好きの記憶-」

“奈緒ちゃん”シリーズ第5作

映画『大好き 〜奈緒ちゃんとお母さんの50年〜』


映画『奈緒ちゃん』で始まった、重いてんかんと知的障がいを併せ持つ姪っ子 奈緒ちゃんの映画創りは、奈緒ちゃんの元気に引っ張られるように続編を成長の過程で生み、《奈緒ちゃんシリーズ》と名付けられた。そして、奈緒ちゃんは元気に50歳を迎えた。いつも奈緒ちゃんのすぐそばで共に生きてきたお母さんは80歳。50年間におよぶ「いのち」の記憶をまとめた奈緒ちゃんシリーズ第5作。記録というよりも「記憶」のドキュメンタリー。







2024/11/29

金曜日

18:00-20:00
映画上映

20:00-21:00
伊勢真一監督 来場講演

北九州市立大学
A101

ご予約はこちら

「奈緒は長くは生きられない・・・」と医者に言われた・・・。

 姉が、私にとっては姪っ子の、重いてんかんと知的障がいを併せ持つ長女、奈緒ちゃんの「いのち」のことを話してくれたのは、もう40年以上前のことです。その一言をキッカケに撮影をはじめ、12年後の1995年に映画は『奈緒ちゃん』として完成、私の自主製作・自主上映の映画創りのはじまりでした。

 映画に共感してくれた方々の支援もあり、「自力」での映画創りが私のスタイルになり、「いのち」を巡る物語を紡ぐことも、『奈緒ちゃん』からはじまりました。

 奈緒ちゃんは、映画を撮り続けるなかでどんどん元気になり、「元気な奈緒ちゃんを撮ろう!」ということではじまった映画創りは奈緒ちゃんの元気に引っ張られるように『ぴぐれっと』『ありがとう』『やさしくなあに』・・・という続編を成長の過程で生み、《奈緒ちゃんシリーズ》と名付けられます。

 そして、奈緒ちゃんは元気に50歳を迎えました。

いつも奈緒ちゃんのすぐそばで共に生きてきたお母さん、私の姉の西村信子は80歳。 記録というよりも“記憶”…50年間におよぶ「いのち」の記憶をまとめようと思い立ちました。

 奈緒ちゃんの生きようとする力、「いのち」の想いのようなものに、

耳を澄ませてほしい・・・

 映画『大好き』を大好きになってほしい。

(かんとく・伊勢真一)

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小倉南区北方4-2-1
北九州市立大学本館A-101
【問】080-6458-1184 (水曜を除く平日 11:00-17:00 応対)
【email】kitagata.cinema@gmail.com

❖映画観賞料金
予約1000円(当日1200円)/シニア・障害者1000円/高校・大学 500円/中学以下無料

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2024年10月16日水曜日

北方シネマ75『倭文-しずり-旅するカジノキ』

 

北村皆雄監督 最新作!

北村皆雄監督が〈衣服〉の始源を求めて遥か海上の道を遡り
台湾・インドネシア・パプアニューギニアへ








日本神話に現れる幻の織物〈倭文(しづり)〉。
その白さは光の象徴とされ、邪悪なものを祓い、
身体を護る神聖な力を持っていた。


〈倭文〉の力の源はどこにあったのか。

謎を解く鍵は、衣服の始源を担った「カジの木」が握る。
中国南部を原産とするその木のルーツを遡り、
台湾、インドネシアのスラウェシ島、南太平洋パプアニューギニアへ。
さらに日本各地に倭文の痕跡を求めると、
古代国家の重要な謎が明らかになっていく。



2024/11/08(金)

17:30-
 開場

18:00-
 プレトーク(本学博士後期課程・緒方良子)

18:30-
映画上映

20:30-
 アフタートーク(北村皆雄監督)


上映後北村監督緒方良子(本学博士後期課程)による

“日本オセアニア樹皮布文化”

についての対談あり


北九州市立大学
A101

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小倉南区北方4-2-1
北九州市立大学本館A-101
【問】080-6458-1184 (水曜を除く平日 11:00-17:00 応対)
【email】kitagata.cinema@gmail.com

❖映画観賞料金
予約1000円(当日1200円)/シニア・障害者1000円/高校・大学 500円/中学以下無料

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後援
北九州市
北九州市教育委員会

2024年8月1日木曜日

北方シネマ74 「戦雲-いくさふむ-」


今からでも遅くはない
共に目撃者になり
今という歴史を背負う
当事者になってほしい
三上智恵



2024/10/11
金曜日

17:00-17:50
三上智恵 山里節子 来場講演

18:00-20:30
映画上映

北九州市立大学
A101

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さらに特報!

映画予約をいただいた方の中から
 翌日10月12日(土)11時より
門司港の大學堂・門司画廊MoGAにて
ともに語りともに歌う「車座集会」を企画しております
会費は無料ですが
当日はお二人への支援のカンパと
MoGAでの飲食の注文をお願いします。

ご予約はこちら

会場に入れる人数に制限があるため
9月30日までに先行予約いただいた希望者の中から抽選をおこないます
10月1日に抽選結果をお伝えし
あらためてMoGAへのご案内をいたします。

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 北九州の皆様お待たせしました
北方シネマにて「戦雲-いくさふむ」の上映です
そして北九州市立大学の会場に、
監督の三上智恵さんと、語りをつとめる山里節子さんのおふたりをお招きします

司会を務める人類学者である北方シネマ代表の竹川大介にとって、
沖縄の島々は学生時代からのフィールドであり、
石垣島にすむ山里節子さんとは、
その時からずっと親しくしてきました。
 

島の文化に造詣が深い山里節子さんと、
沖縄で民俗学を学んできた三上智恵さんのそれぞれの原点をうかがいながら、
私たちの日々の生活が少しずつ変えられていく戦争の空気の危うさを、
真剣に見つめたいと思います
暮らしの中に染みこんだ文化こそが
不安や恐怖や憎悪を乗り越えるための、私たちの最大の力になることを信じながら
「道はいつでも開いている」
平和へのその道を歩むために



本当の「国防」とは何か?
圧殺されるのは沖縄の声だけではない
沖縄本島、与那国島、宮古島、石垣島、奄美大島――この美しい島々で、日米両政府の主導のもと急速な軍事要塞化が進行している。自衛隊ミサイル部隊の配備、弾薬庫の大増設、基地の地下化、そして全島民避難計画……。2022年には、「台湾有事」を想定した大規模な日米共同軍事演習「キーン・ソード23」と安保三文書の内容から、九州から南西諸島を主戦場とし、現地の人々の犠牲を事実上覚悟した防衛計画が露わになった。しかし、その真の恐ろしさを読み解き、報じるメディアはほとんどない。全国の空港・港湾の軍事拠点化・兵站基地化が進められていることをどれほどの日本人が知っているか。本当の「国防」とは何か。圧殺されるのは沖縄の声だけではない。

監督三上智恵(みかみ・ちえ)
映画監督、ジャーナリスト。1987年、アナウンサー職で毎日放送に入社。95年、琉球朝日放送の開局時に沖縄に移住。同局のローカルワイドニュース番組のメインキャスターを務めながら、「海にすわる〜辺野古600日の闘い〜」「1945〜島は戦場だった オキナワ365日〜」「英霊か犬死か〜沖縄から問う靖国裁判〜」など、沖縄の文化、自然、社会をテーマに多くのドキュメンタリー番組を制作。2010年、日本女性放送者懇談会放送ウーマン賞を受賞。12年に制作した「標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~」は、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル大賞など多くの賞を受賞。
13年に映画版『標的の村』で映画監督デビュー。14年にフリー転身。15年に『戦場ぬ止み』、17年に『標的の島 風かたか』、18年に『沖縄スパイ戦史』(大矢英代と共同監督)を発表。
著書に「戦場ぬ止み 辺野古・高江からの祈り」(大月書店)、「女子力で読み解く基地神話」(島洋子氏との共著/かもがわ出版)、「風かたか 『標的の島』撮影記」(大月書店)など。「証言 沖縄スパイ戦史」(集英社新書)で石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞 草の根民主主義部門 大賞、城山三郎賞、JCJ賞を受賞。24年1月17日に「戦雲 要塞化する沖縄、島々の記録」(集英社新書)を上梓。

語り山里節子(やまざと・せつこ)
1937年石垣島出身。8歳で終戦を迎える。兄は乗っていた船が撃沈、妹は栄養失調で防空壕で息絶え、祖父と母はマラリアに罹患し戦争で家族4人を失う。戦後、琉米文化会館で英語を習い、米国地質調査所の調査団の助手を務めたのち南西諸島とアメリカを結ぶ国際線の客室乗務員として働く。その後、石垣島で絹織物の製造に従事。沖縄の「本土」復帰後、環境保護や平和運動に共鳴、78年ごろから白保の新空港建設反対運動に参加。2016年から自衛隊ミサイル基地に抵抗する「いのちと暮らしを守るオバーたちの会」会長。

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小倉南区北方4-2-1
北九州市立大学本館A-101
【問】080-6458-1184 (水曜を除く平日 11:00-17:00 応対)
【email】kitagata.cinema@gmail.com

❖映画観賞料金
予約1000円(当日1200円)/シニア・障害者1000円/高校・大学 500円/中学以下無料

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2024年7月18日木曜日

北方シネマ緊急連続企画 報告

 令和6年能登半島地震チャリティー上映のご報告


5月と6月に実施しました、緊急企画では、北九大の学生を中心に多くのみなさんにご来場いただきました。

いただいた入場料のうち、以下の金額を寄付できましたので、ご報告します。


39,968円

公益財団法人 ほくりくみらい基金

緊急支援能登半島地震被害支援基金

https://hokuriku-mf.jp/news/r6noto_about/


みなさまのご協力に感謝いたします。

また、上映後のアフタートークでもご報告しましたように、9月には北方シネマ運営委員会のメンバーから数名が奥能登に行って、地元の人たちと復興に向けて交流する予定です。

復興への道のりは、まだまだ続きます。

今後も北方シネマでは、北九州と奥能登をつないで、息の長い支援をしていきたいと思っています。



2024年7月3日水曜日

上映会場の変更

 7月5日(金)

「祝の島」


北方シネマでいつも使用しているA-101教室にトラブルがあり、使用できませんので今回の上映は、会場を変更して実施します。

【北九州市立大学における教室天井の一部の落下について】

https://www.kitakyu-u.ac.jp/news/2024/06/004737.html


上映会場:北九州市立大学 北方キャンパス 生協2階

     フランキー・ウー アジア国際交流ホールのカンファレンスルーム


上映時間:開場 17:30〜  開演 18:00〜 (変更ありません)


2024年6月20日木曜日

北方シネマ73「祝の島」


「祝の島」
7月5日(金) 18:00〜


アフタートーク

纐纈あや監督来場





1000年前、沖で難破した船を助けたことから
農耕がもたらされ、 子孫が栄え、
現在に至るまでいのちをつないできた小さな島がある。


山口県上関町祝島。
瀬戸内海に浮かぶこの島は、台風が直撃することも多く、
岩だらけの土地には確保できる真水も限られ、
人が暮らしやすい環境とは決していえない。
その中で人々は、海からもたらされる豊穣な恵みに支えられ、
岩山を開墾し、暮らしを営んできた。そして互いに助け合い、
分かちあう共同体としての結びつきが育まれた。
人間の営みが自然の循環の一部であることが、祝島でははっきりと見える。

「海は私たちのいのち」と島の人は言う。
1982年、島の対岸4kmに原子力発電所の建設計画が持ち上がった。
「海と山さえあれば生きていける。だからわしらの代で海は売れん」
という祝島の人々は、
以来28年間反対を続けている。

 効率と利益を追い求める社会が生み出した原発。
大きな時間の流れと共にある島の生活。
原発予定地と祝島の集落は、海を挟んで向かい合っている。

1000年先の未来が今の暮らしの続きにあると思うとき、
私たちは何を選ぶのか。
いのちをつなぐ暮らし。
祝島にはそのヒントがたくさん詰まっている。 


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私たちの住む北九州市から陸路で向かうと、山口県をずーっと先まで進んで、フェリーに乗ってやっとたどり着くことができる祝島は、海から船で向かうと案外すぐ近くにあります。
私たちは玄海町や上関町など、原子力発電によって出る放射性廃棄物の中間処理施設の建築にあたって名前が上がってくる地域と遠く離れているようで、海でつながっているのです。なにを壊して何を作ろうとしているのか、よく見極める必要があります。

             *****************


(開場:17:30)上映:18:00〜


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小倉南区北方4-2-1
北九州市立大学本館A-101
【問】080-6458-1184 (水曜を除く平日 11:00-17:00 応対)
【email】kitagata.cinema@gmail.com

❖映画観賞料金(全会場共通)
前売1000円(当日1200円)予約・シニア・障害者1000円/高校/大学 500円/中学以下無料

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