北方シネマ

(*)上映回によって時間や場所が変更することもあります。毎回の案内をご確認ください
学内駐車場は使えません。お越しの際は公共交通機関をご利用下さい
北九州市小倉南区北方4-2-1
北九州市立大学 北方シネマ(竹川研究室)
【電話】080-6458-1184 (水曜を除く平日 11:00-17:00 応対)
【email】kitagata.cinema@gmail.com
【料金】前売予約1000円・当日1200円・シニア/障害者1000円・大学生/高校生500円(資料代)・中学生以下無料

2018年4月13日金曜日

北方シネマ012『息の跡』

今は昔 世界の果てに
小さなたね屋が あったとさ。

陸前高田から届いた、忘れられない風景の記録。




予告編はこちら


いまは、もういない誰かへ、まだいない誰かのために
岩手県陸前高田市。荒涼とした大地に、ぽつんとたたずむ一軒の種苗店「佐藤たね屋」。津波で自宅兼店舗を流された佐藤貞一さんは、その跡地に自力でプレハブを建て、営業を再開した。なにやらあやしげな手描きの看板に、瓦礫でつくった苗木のカート、山の落ち葉や鶏糞をまぜた苗床の土。水は、手掘りした井戸からポンプで汲みあげる。

いっぽうで佐藤さんは、みずからの体験を独習した英語で綴り、自費出版していた。タイトルは「The Seed of Hope in the Heart」。その一節を朗々と読みあげる佐藤さんの声は、まるで壮大なファンタジー映画の語り部のように響く。さらに中国語やスペイン語での執筆にも挑戦する姿は、ロビンソン・クルーソーのようにも、ドン・キホーテのようにもみえる。彼は、なぜ不自由な外国語で書き続けるのか? そこには何が書かれているのだろうか?



ふわりとした、けれど、確かなまなざし
まるで、生まれたばかりの映画のように
監督は、映像作家の小森はるか(『the place named』、『波のした、土のうえ』※瀬尾夏美との共同制作)。震災のあと、画家で作家の瀬尾夏美とともに東京をはなれ、陸前高田でくらしはじめた彼女は、刻一刻とかわる町の風景と、そこで出会った人びとの営みを記録してきた。失ったものと残されたもの。かつてあったものと、これから消えてゆくもの。記憶と記録のあわい。そのかすかな痕跡とぬくもりを彼女はうつしだしていく。あの大きな出来事のあとで、映画に何ができたのか。そのひとつの答えがここにある。(公式HPより)




【上映情報】

東田シネマ 
3月17日(土)18日(日)25日(日)①10:30②13:00③15:30④18:00
★日程変更にご注意ください★
北九州市環境ミュージアム ドームシアターにて

北方シネマ 
4月13日(金)18:30より1回のみ
★日程変更にご注意ください★
北九州市立大学 本館A-101にて
予約はこちらから
https://kitagata-cinema.blogspot.jp/2017/02/blog-post_14.html
電話予約は 080-6458-1184(水曜を除く平日 11:00-17:00対応)


予約一般1000円/当日一般1200円

大学・高校生500円/シニア(60歳以上)1000円
障害者手帳をお持ちの方/1000円



『息の跡』

公式HP  http://ikinoato.com/
Facebook https://www.facebook.com/ikinoato

監督・撮影・編集・製作: 小森はるか
編集・プロデューサー: 秦岳志
整音: 川上拓也
特別協力: 瀬尾夏美
プロデューサー: 長倉徳生
配給:東風
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
製作:カサマフィルム

2016/日本/93分

2018年4月12日木曜日

「息の跡」アフタートークのお知らせ

今週13日(金)に上映される『息の跡』のアフタートークのお知らせです。




今回の映画上映後には、北九州市立大学地域共生教育センター(421Lab.)の活動の一環として、東日本大震災・熊本地震・九州北部豪雨被災地支援をしてきた学生たちとのトークイベントが開催されます。生活環境が大きく変わってしまった人々と向き合った経験を持つ学生は、この映画をみてどのように感じたでしょうか。



【登壇者】(五十音順)
有馬夕乃(地域創生学群4年・東日本『絆』プロジェクト)
岸本勝也(法学部法律学科3年・防犯・防災プロジェクト+個別のボランティア活動)
須磨航(地域創生学群3年・災害時緊急支援チーム+個別のボランティア活動)


有馬夕乃さんに代わって、学生たちの活動を見守ってきた421Lab.の村江史年先生が登壇することになりました。(4月12日追記)



司会:神原ゆうこ(基盤教育センター)


映画上映後もお楽しみください。