ゲストトークテーマ:「文化の脱文脈化と芸術」
今回のゲストトークには、北方シネマ運営委員の竹川大介・神原ゆうこに加え、久留米大学の神本 秀爾(かみもと しゅうじ)さんをお迎えしてお送りします。
神本さんの専門分野は文化人類学・宗教研究・ポピュラー音楽研究。ジャマイカのレゲエを研究テーマに、民俗音楽の商品化などについても研究をされています。
ゲスト:久留米大学 神本秀爾さん
(宗教・ポピュラー音楽研究)
南洋のゴーギャンや浮世絵を模写したゴッホ、アフリカ彫刻の影響を受けたピカソやマチスなどなど、西洋アートの正解では民族芸術がもともともっていた文脈をはずし、アート作品化されるという現象がいたるところで起きています。
例えば、もともと宗教儀礼であった舞踏をケチャというかたちで作品化し、それを芸能山城組が日本で上演するのと同じプロセスを、映画監督である大西功一や久保田麻琴は宮古島の芸能を題材に実現したいと考えているのかもしれません。
『スケッチ・オブ・ミャーク』を通して、観光や商品化や芸術の世界で、いかにアートが意味から記号へ変わるのか。いかに文化が変容され消費されていくか、ということについて3人で語ってみたいと思います。
お楽しみに!
神本さんの簡単なプロフィールはこちらからご覧いただけます。
久留米大学HP 文学部国際文化学科
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