小さなたね屋が あったとさ。
陸前高田から届いた、忘れられない風景の記録。
予告編はこちら
いまは、もういない誰かへ、まだいない誰かのために
岩手県陸前高田市。荒涼とした大地に、ぽつんとたたずむ一軒の種苗店「佐藤たね屋」。津波で自宅兼店舗を流された佐藤貞一さんは、その跡地に自力でプレハブを建て、営業を再開した。なにやらあやしげな手描きの看板に、瓦礫でつくった苗木のカート、山の落ち葉や鶏糞をまぜた苗床の土。水は、手掘りした井戸からポンプで汲みあげる。
いっぽうで佐藤さんは、みずからの体験を独習した英語で綴り、自費出版していた。タイトルは「The Seed of Hope in the Heart」。その一節を朗々と読みあげる佐藤さんの声は、まるで壮大なファンタジー映画の語り部のように響く。さらに中国語やスペイン語での執筆にも挑戦する姿は、ロビンソン・クルーソーのようにも、ドン・キホーテのようにもみえる。彼は、なぜ不自由な外国語で書き続けるのか? そこには何が書かれているのだろうか?
ふわりとした、けれど、確かなまなざし
まるで、生まれたばかりの映画のように
監督は、映像作家の小森はるか(『the place named』、『波のした、土のうえ』※瀬尾夏美との共同制作)。震災のあと、画家で作家の瀬尾夏美とともに東京をはなれ、陸前高田でくらしはじめた彼女は、刻一刻とかわる町の風景と、そこで出会った人びとの営みを記録してきた。失ったものと残されたもの。かつてあったものと、これから消えてゆくもの。記憶と記録のあわい。そのかすかな痕跡とぬくもりを彼女はうつしだしていく。あの大きな出来事のあとで、映画に何ができたのか。そのひとつの答えがここにある。(公式HPより)
【上映情報】
東田シネマ
3月17日(土)18日(日)25日(日)①10:30②13:00③15:30④18:00
★日程変更にご注意ください★
北九州市環境ミュージアム ドームシアターにて
予約一般1000円/当日一般1200円
大学・高校生500円/シニア(60歳以上)1000円
障害者手帳をお持ちの方/1000円
『息の跡』
公式HP http://ikinoato.com/
Facebook https://www.facebook.com/ikinoato
北方シネマ
4月13日(金)18:30より1回のみ
★日程変更にご注意ください★
北九州市立大学 本館A-101にて
北九州市立大学 本館A-101にて
予約はこちらから
https://kitagata-cinema.blogspot.jp/2017/02/blog-post_14.html
電話予約は 080-6458-1184(水曜を除く平日 11:00-17:00対応)
予約一般1000円/当日一般1200円
大学・高校生500円/シニア(60歳以上)1000円
障害者手帳をお持ちの方/1000円
『息の跡』
公式HP http://ikinoato.com/
Facebook https://www.facebook.com/ikinoato
監督・撮影・編集・製作: 小森はるか
編集・プロデューサー: 秦岳志
整音: 川上拓也
特別協力: 瀬尾夏美
プロデューサー: 長倉徳生
編集・プロデューサー: 秦岳志
整音: 川上拓也
特別協力: 瀬尾夏美
プロデューサー: 長倉徳生
配給:東風
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
製作:カサマフィルム
2016/日本/93分
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