9月6日
今回の北方シネマでは、「杉の子たちの50年」を上映しました。
上映後、戦時中に実際に疎開を経験された河原香照さん(平野塾)と、毎日新聞の松田幸三さんをお呼びして、お二人の対談という形でアフタートークを行いました。河原さんは、疎開中に自分が経験したいじめ等のつらい体験や、母親との出来事をゆっくりと回顧しながら、ときおり言葉を詰まらせながら話していました。
私が歴史を勉強した教科書では「戦時中に学童疎開が行われ、都市部の子どもたちは地方で生活することになった。」ということまでしか書かれていませんでした。いくらかの補足がついたとしても「食事が日に日に少なくなっていった」ということぐらいのわずかなものでした。疎開中、疎開後の子どもたちに何が待ち受けていたのか。教科書のたった数ページの無機質な文章からは決して見ることができない過去が、ここにありました。
次回の北方シネマは、「津軽のカマリ」です。上映日は10月4日です。お楽しみに。
北方シネマ
(*)上映回によって時間や場所が変更することもあります。毎回の案内をご確認ください
学内駐車場は使えません。お越しの際は公共交通機関をご利用下さい
北九州市小倉南区北方4-2-1 北九州市立大学 北方シネマ(竹川研究室)
【電話】080-6458-1184 (水曜を除く平日 11:00-17:00 応対)
【email】kitagata.cinema@gmail.com
【料金】前売予約1000円・当日1200円・シニア/障害者1000円・大学生/高校生500円(資料代)・中学生以下無料
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