いまはむかし
5月13日(金)
18:00-21:00北九州市立大学 北方キャンパス本館 A101教室
18:00-21:00北九州市立大学 北方キャンパス本館 A101教室
監督:伊勢真一 来学講演
北方シネマ5/13・小倉昭和館5/14・上津役シネマ5/22
共催上映!
北方シネマ5/13・小倉昭和館5/14・上津役シネマ5/22
共催上映!
日本・インドネシア・オランダ─
亡き父を想う旅で辿り着いた“戦争”の真実。
戦時中、日本はアジア各地を占領し植民地解放を謳った。記録映画編集者・伊勢長之助(1912〜1973)は、「文化戦線」の一員としてインドネシアに渡り、大東亜共栄圏という名目でプロパガンダ映画を創った。長之助の長男・伊勢真一(ドキュメンタリー映像作家)は、父たちがどんな思いで国策映画を手がけたのかを知るために、30年程前から取材を始める。父の足跡と父たちが創った“幻のフィルム”の行方を追う長い旅。
やがて、その旅に伊勢真一の長男・伊勢朋矢(ディレクター)、長女・伊勢佳世(俳優)も参加する。父から子へ、そして孫へ、時代の記憶が手渡されていく。
オランダで発見されたその国策映画は、およそ130本。日本未公開の貴重なフィルムである(『隣組』『東亜のよい子供』『防衛義勇軍』『ロームシャ』『マラリア撲滅』等)。
写真の中の幼い私が、
じっと今の私を見つめている。
「いまは むかし むかしは いま」
記録というよりも、記憶。
語られなかったその声に、耳を澄ませて
みたい。
そうして、記憶に触れてみたい。
私が三才の頃、父は家を出た。
ちょうどその頃の写真が手元にある。私が父と写っている、たった一枚の写真・・・
父は、遠くを見るような眼差しで、何かを考えている。幼い私は、ただじっとこちらを見ている。
「真一」という、ちょっと気恥ずかしい私の名前は、戦時中、ジャワ(インドネシア)で国策映画を創っていた父が、もう二度と戦争をしてはならない、という思いで名付けたもののような気がしている。
映画鑑賞料: 前売1000円|当日一般1200円|シニア・障害者 1000円|大学・高校生 500円 |中学生以下無料
0 件のコメント :
コメントを投稿